とうの昔に履いていた靴はどこかへいってしまって、裸足になっていた。
それでも走る。裸足でも走る。泥塗れになっても。
暗い中、ぬかるみに足をとられて転げ落ちても。
泥塗れ。というような歌だなぁと思う。
中島みゆきさんの歌って。
胸がぎゅうっとなります。
でも元気が出る^^
10代のころ、バイト先の人が社内で流していて、不思議な気分になり、聴くようになりました。
中村中さん、元ちとせさん、Coccoさんとか^^
特にCoocoさんの歌の世界は、男の人が言うには「長い髪が絡みついてくるような、女の情念の歌や」と言ってたのが、とても印象に残っています。
うわぁぁぁ――――と思いました。
なるほどなぁ~と。
情念の世界。
色々とアレですが、でも、やっぱりとても心魅かれるなぁ。
“聞こえませぬ、聞こえませぬ
女は一度 わが夫と思いこんだら
魔王でも 例へ 鬼でも変化でも
可愛いといふ 輪会は離れず
愛しい ゆかしい恋しいと 夢現にも忘れかね
恋の呵責に砕かれて
紅蓮の氷 大焦熱阿鼻修羅地獄に落ちるとも
思い切られぬ 聞こえぬわいなぁ
口惜しや情なや
取り直しても 直されぬ 心の嫉妬
これも誰ゆえ あの女ゆえ
いで 追いついて
この恨み 晴らさいで 置くべきか”
▲日高川入相桜王<道成寺>
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