死んだ女神イザナミ(妻)恋しさに、死んだものたちがいる黄泉へとくだって会いにいく男神イザナギ(夫)。
イザナミに姿を見ないでと言われたのに、約束を破って、すっかり変わってしまった彼女の姿に恐怖して慌てて逃げ出す夫イザナギ。
これねー、初めて読んだ時、小学生で、まったくの子供でしたが、それでも思わず叫んでしまいました。
「勝手で情けねー男の神さんだなぁ!! 逃げんなよ!! そりゃ、奥さん怒るわぁばかぁぁ!」
もし、イザナギが怯まずに、いや、怯みつつも、それでもイザナミを抱きしめていたら、この世はどーなっていたんだろーか。
何もお話が始まらないのか………。生と死は互いに厭うことなく、関係はおだやかだっただろうか。
神話の上でね~。
ナギ・ナミのお話は、ギリシャ神話の死んだ妻を取り戻すために冥界へおりるオルフェウスの物語と繋がっていると、なにかの本で唱えていたのを読んだ記憶が残っているのですが、その本が、いったいどの本だったのか、タイトルが思い出せない。
オルフェウスのお話は好きだなー。
いや、ナギ・ナミのお話も大好きだけど。
恋しくて仕方なくて会いたくて、無理矢理会って、約束破ったあげく怖くて逃げ出したっていうその心情も、それはそれで、なんか大好きだな~と!!
人間ってなんて愛おしいんだろう………と思えて。いや、神様なんですが;
中上健次さーんの本をまた読もー!!
おっすっ!
読むっす!
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